2020年3月13日現在、新型コロナウイルス感染者数世界130,350人となり、新型コロナウイルスにより4,960人の人が亡くなっています。そして、新型コロナウイルスの感染者が確認された国は、116ヵ国となりました。2020年3月11日にWHOWorld Health Organization:世界保健機関)のテドロス事務局長は新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大について、世界的な大流行を意味する「パンデミックと呼べる状態だ。」と述べました。最近、パンデミックという言葉をよく聞きますが、パンデミックとは何か?パンデミックの歴史パンデミックのWHOの6つのフェーズパンデミックへの対策について解説いたします。

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パンデミックとは?

パンデミック(Pandemic)とは、ある疾病(特に感染病)が顕著な感染や死亡被害が著しい事態を想定した世界的な感染の流行を表す用語であり、流行の規模に応じて、エンデミック(endemic)エピデミックパンデミックの3つに分類され、このうち最も規模が大きいものがパンデミックです。

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パンデミックの歴史

スペインかぜの患者でごった返すアメリカ軍の野戦病院(転載元:ウィキペディア)

過去、感染症によるパンデミックにより大きな被害を与えてきました。世界的に大きな被害をもたらしたパンデミックには以下のようなものがあります。

黒死病(ペスト)14世紀

黒死病(ペスト)は、14世紀ヨーロッパで大流行しました。この時の流行では、当時のヨーロッパの人口の約3 分の1にあたる2,500万人~3,000万人の死者を出しました。

天然痘(てんねんとう)16世紀

 16世紀コロンブス交換(*1)によってもたらされた天然痘(てんねんとう)が、南北アメリカ大陸で猛威を振るいました。天然痘の免疫を持たなかった先住民の人口約10分の1まで減少しました。この天然痘の大流行により、アステカ帝国インカ帝国は大打撃を受け両帝国の滅亡スペインの新大陸制覇の一因となりました。

*1 コロンブス交換
ロンブス交換は、1492年から続いた東半球と西半球の間の植物、動物、食物、人口(奴隷を含む)、病原体、鉄器、銃、思考の甚大で広範囲に渡る交換を表現する時の言葉

コレラ 19世紀~20世紀

19世紀~20世紀に、地域を変えコレラが7回の大流行を起こしました。1884年ドイツの細菌学者ロベルト・コッホによってコレラ菌が発見され、医学の発展防疫体制の強化などによりコレラの大流行は起こらなくなりました。

スペインかぜ(インフルエンザ)1918年~1919年

1918年~1919年にかけて、スペインかぜ(インフルエンザ)全世界で大流行し、5,000万人~1億人の人が死亡しました。この時期は、第一次世界大戦末期に当たり、全世界に軍隊や労働者の移動が活発になったことから被害を大きくしたと言われています。

エイズ(後天性免疫不全症候群)1980代以降

1980年代以降に、エイズ(後天性免疫不全症候群)全世界で流行しました。特に感染が激しかったアフリカでは、全人口の30%以上が感染した国家もあり、平均寿命を大幅に下げる国が複数ありました。

SARS 2002年11月~2003年8月

2002年11月~2003年8月SARS(サーズ)全世界で大流行しました。香港を中心に8,096人が感染し、37ヵ国774人が死亡しました。

新型コロナウイルス 2020年12月以降

2020年12月以降、る急性呼吸器疾患(COVID-19)中国の湖北省武漢市から流行し、2020年3月13日時点新型コロナウイルス130,350人が感染し、116ヵ国4,960人が死亡しました。

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パンデミックWHOによる6つのフェーズ

WHOでは、感染の感染力や流行の状況によりパンデミックに至る以下の3つの段階6つのフェーズに分類しています。

フェーズ1(前パンデミック期)

ヒトから新しい亜型のインフルエンザは検出されていないが、ヒトへ感染する可能性を持つ型のウイルスが動物から検出。

フェーズ2(前パンデミック期)

ヒトから新しい亜型のインフルエンザは検出されていないが、動物からヒトへ感染する可能性高いウイルスを検出。

フェーズ3(パンデミック・アラート期)

ヒトへの新しい亜型のインフルエンザの感染が確認されているが、ヒトからヒトへの感染は基本的には無い。

フェーズ4(パンデミック・アラート期)

ヒトからヒトへの新しい亜型のインフルエンザの感染が確認されているが、ヒトからヒトへの集団発生は小さく限られている。

フェーズ5(パンデミック・アラート期)

ヒトへの新しい亜型のインフルエンザの感染が確認されているが、パンデミック発生リスクが大きな、より大きな集団発生が見られる。

フェーズ6(パンデミック期)

パンデミックが発生し、一般社会で急速に感染が拡大している。

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パンデミックの対策

WHOの6つのフェーズを目安に、各国政府自治体行動計画を作成しパンデミック対策を行なう必要があります。

フェーズ1(前パンデミック期)の対策

国家、州、県、都道府県、自治体、市区町村が、それぞれのレベルでパンデミック対策を行なう。

フェーズ2(前パンデミック期)の対策

ヒトの感染拡大のリスクを減少させ、仮にヒト感染が起きたとしたら、迅速な検知、報告が行われる体制を整備する。

フェーズ3(パンデミック・アラート期)の対策

新型ウイルスを迅速に検査診断し、報告し、次の患者発生に備える。

フェーズ4(パンデミック・アラート期)の対策

隔離をはじめとした物理的な封じ込め対策を積極的に導入し、ワクチンの開発と摂取などを事前に計画し、準備した感染症対策の実施に必要な時間的猶予を確保するために最大限務める。

フェーズ5(パンデミック・アラート期)の対策

フェーズ4と同じ。

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まとめ

2020年12月以降、感染が流行した新型コロナウイルスは、人類史上7番目のパンデミックとなりました。世界の医療機関では、新型コロナウイルスのワクチンの開発を急いでいますが、完成したというニュースは聞いていません。これ以上、新型コロナウイルスの感染を拡大させない為に、わたしたち一人ひとりが、以下の対策を行なうことが重要です。

帰宅時、食事の前には手を洗う!

マスクを着用する!(マスクが無い場合は咳エチケットを徹底する!)

人混みが多い所には行かない

体調が悪い時には会社、学校を休む

です。